ロボットのラブストーリー
ロボットは招き猫から名前をとって
「マネキ」と呼ばれました。
マネキはよく働いて家族の人気者でした。
「マネキ!一緒に外で遊ぼう!」
アインはそう言ってマネキを
外に連れていくのでした。
その姿を見てママが言います。
「工場地帯には行っては行けませんよ!
」
いつもの会話でアインは
元気に挨拶します。
「はーい!絶対行かない!」
町から少し離れた所が工場地帯。
車が沢山通って危ない所なので
ママは心配するのでした。
空を見上げてマネキが言います。
「イイ、オ天気デスネ!」
並んで歩くアインは
少し残念な顔をします。
「あーあ!マネキは見た目は100点なのに話したら残念だなぁー…すぐロボットってわかっちゃうよ」
マネキは無表情で答えます。
「仕方アリマセン、ロボットガ、感情ユタカ二話シヲスルト、人間ト区別ガツカナクナルノデ、ロボット法デ、
感情レベルガ、低ク設定サレテイルノデス。」
ロボットは人間の言う事をなんでも
聞いてしまうため、政府は
ロボット法という法律を作って管理していました。
ロボット法がある限り、人間の命令でも
拒否することができたのでした。