涙の意味
タイトル未編集
慣れない制服



桜が舞い散る4月の通学路

今日は喜鶴中学校の入学式の日だった。
喜鶴中学校は丘の上にあって、緩やかな坂道の脇に桜がキレイに咲いていた。

私は早くクラス替えが見たくて、入学式の1時間前に学校についた。
ワクワクした心が抑えられずに校門から走って下駄箱まで行った。

下駄箱のところで息を切らしていた。
「星遥おっはよー」っていう声が背後からした。
小学校から親友の大平未来(おおひらみらい)ショートカットで少しボーイッシュな女の子。家も近所でよく遊んでいた

私の名前は風戸星遥(かざとらら)
イマドキのキラキラネームで、この名前を読める人なんていない。
私はショートカットで前髪をあげている元気で普通の女の子。
2人とも制服がぶかぶかで、まだ孫に衣装だった。

2人で走ってクラス表を見に行くと

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
1組
出席番号
1ーーーー
2ーーー
3ーーー
4ーーーー
5ーーーー
6ーーーー
7大平未来
8風戸星遥

同じクラスと知った私と未来は飛び跳ねた。出席番号も1つ違いで本当に嬉しかった。

そのまま走って教室に2人で向かった。
さすがに式の1時間前だったのでまだ誰も教室にいなかった。
教室に入るときも2人で
「いっせーのーでっ」の合図で入った。

これから本当にどうしていけばいいのかわからなかった私にとって、本当に未来が近くでよかった。と心に思っていた


そうして入学式は無事終わった。



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