雪恋~幼なじみとのクリスマス~
本当に意味分かんない。


「始めよっか。俺からだから。」

雅人くんは立ち上がって、投げ始めた。

ストライクまではいかなかったけど、かなり上手かった。

「雅人くん、すごーい!」

「ふんっ、あんなの大したことねぇし。」

「何意地張ってんのよ。」

「俺の方が出来るから、見とけよ。」

偉そうに言っちゃってさ。
どうせ、出来ないでしょ。

前に行った時なんて、ぜんぜんストライク取ってなかったじゃん。


雅人くんはスペアになり、
次は拓海の番。

「どうだった?」

「かっこよかったよー!さすが、器用だよね。」

雅人くんは本当に何に関しても器用。
羨ましいくらいにね。


「お前ら、喋ってないで俺のこと見とけよ。」

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