雪恋~幼なじみとのクリスマス~
「俺がこんなお店、来るとは思わなかっだろ。」

思うわけないよ。


もしかして、女の子と来たの?


そしたら、納得はつくけど。
あー、考えただけで嫌気がする。


「雪美って、何考えてるかわかりやすいよな。」

拓海は私を見て笑っていた。

「じゃあ、何考えてたか当ててみてよ。」

「当てたら何してくれるの?」

「何って…」

わかんない。
今急に言ったから。思いつかない。

「じゃあ、雪美からキスな。いつも俺からやってるから。」

ひえーっ。


ドS出たよ。


「わっ、分かったよ。やる。でも、人前ではしないからね。」

「やることはやるんだ。いいよ。」


どんな交渉なのよ。

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