雪恋~幼なじみとのクリスマス~
「他の子には優しくして、私にはしてくれない。」

やばい、泣きそうになってきちゃった。


「何だよ…泣くなよ。」

「泣いてないっ!」


「ごめん。お前に対して意地悪してた。」

あっさり謝るとは思わなかった。


「お前見てると、いじめたくなるんだよ。」

「何それ。」

「お前だけだから。」


え…?


お前だけって…



「行くぞ。」

今の何?

しかも、なんか照れてるし、
私の手握ってるし。


ドキドキやばいんだけど。


「おかえり。」

またお店に戻ると、雅人くんがニコニコしながら私達を見た。


雅人くん、顔に出てる。
やめてー。


「これから彼女に会うから、家まで送ってくよ。」

「えっ?そうなの??」

残念。

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