英雄の天意~枝葉末節の理~
[我が名はレフタルナ。古よりこの世界を見てきた。然るに、そなたはドラゴンをどう思う]
「どう、というと?」
ドラゴンが何を言いたいのかナシェリオには解らなかった。
人間とドラゴンでは生きてきた年数も生き方も異なる。
そこには、互いに理解し得ない感情や概念が存在している。
そうである故に、ドラゴンの考えていることなど人間である私に解るはずもないと眉を寄せた。
[我は神に近い存在と謂われておる。されどその命は尽きかけている]
「神に近いドラゴンは不老不死ではないのか」
他のドラゴンならいざ知らず、神にも匹敵するドラゴンに寿命があるなどと聞いた事がない。
「どう、というと?」
ドラゴンが何を言いたいのかナシェリオには解らなかった。
人間とドラゴンでは生きてきた年数も生き方も異なる。
そこには、互いに理解し得ない感情や概念が存在している。
そうである故に、ドラゴンの考えていることなど人間である私に解るはずもないと眉を寄せた。
[我は神に近い存在と謂われておる。されどその命は尽きかけている]
「神に近いドラゴンは不老不死ではないのか」
他のドラゴンならいざ知らず、神にも匹敵するドラゴンに寿命があるなどと聞いた事がない。