英雄の天意~枝葉末節の理~
あれは一時(いっとき)の昂ぶった感情によるものであり、本心ではないと考えているのだ。
思わず口にした事には変わりないが、あれが気の迷いだと思われるのには疑問が残る。
多少なりとも私の心情と外の危険を考察してもらいたかったというのに、これではあれだけの言い合いをした事が全て無駄ではないか。
そんな危険もお前の想像に過ぎないと言われてしまえば終いかもしれない。
しかし、少なくともナシェリオの両親は外の世界をよく知っていた。
思わず口にした事には変わりないが、あれが気の迷いだと思われるのには疑問が残る。
多少なりとも私の心情と外の危険を考察してもらいたかったというのに、これではあれだけの言い合いをした事が全て無駄ではないか。
そんな危険もお前の想像に過ぎないと言われてしまえば終いかもしれない。
しかし、少なくともナシェリオの両親は外の世界をよく知っていた。