歩んだ先の未来
「あ、癒音。…と、福田くん?」
振り返るとそこには、癒音と
隣には福田くんの姿があった。
なんで、2人でいるのかわからず
あたふたしていると
「藍実、誰か捜してたの。」
「いや、うん。森谷くんを捜していて。」
なんで福田くんといるのと
言いたいけど、どうしたらいいか
わからず、目だけで訴えた。
「ちょっと話そう。」
察してくれたのか癒音がそういい
「ごめん、ちょっと藍実と話してくる。」
と福田くんに言って私と歩き出した。
どこもかしこも騒がしいが
控え室は生徒以外は立ち入りが出来ないため
そこまで騒がしくないだろうと
控え室に行くと、ちょうど人がいなく
癒音と2人きりになれた。
「なんで、福田くんといたの?」
森谷くんといると、約束してるのかと
ずっと思っていた。
と、いうことは言葉にできず
疑問だけが口から溢れでた。
「なんでって言われても、約束してたから。
藍実にも話さなかった?」