歩んだ先の未来




私たちは放課後、近くの
ファストフード店に入って
勉強することになった。

軽く合間につまめそうなものと
ドリンクを頼んで席についた。

癒音が森谷くんの前か横に座るのかな
と思っていたが
なぜか私の前には森谷くん
癒音の前には福田くん

という形で座った。

座った途端森谷くんが

「向かい同士で教え合えば良くない?頭いい人たちは向かい合ってないわけだし。」

福田くんは学年1位の福田雷くん。
新入生代表でも挨拶をしていた。

不思議な事を言い出す森谷くん。
私はどちらでも良かったが
1つ気になることがあった…。

「私は別にいいですよ。でも…」

私が言いかけた言葉に被せて福田くんが

「俺もいい。」

そのあとで癒音も

「私も大丈夫だよ。」



気が散っても困るからと
私と森谷くんは隣のテーブルへとずれた。

私は教科書やらノートを開き
とりあえず数学の課題と
英語の予習でもしようと考えていた。


癒音たちは今回のテストの復習から
入るみたいだ。
テストの復習しないと数学の課題
出来ないと思うし最善かと思った。


そして、私は
ノートやら筆箱を出している森谷くんに
私が気になっていたことを質問した。


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