センチメンタル・スウィングス

「檀上ー」
「はい？」
「おまえが病気だったってことは？」
「それも秘密です」
「・・分かった。で、あれでマジ、腹いっぱいになったのか？」
「え？ああ・・・はい。私の場合、胃に負担がかからないように、よく噛んで食べることと、消化に良いものを食べるようにしてるからか、すぐおなかいっぱいになるんですよ。胃が小さくなったのも関係してるかもしれないですけど。その代わり、一日４食か５食に分けて食べるようにしてるんです」
「なるほど。胃か」
「・・・はい」
「おまえ、ホントに完治して・・・」
「してます！してるから、その言葉は二度と言わないで！過剰な心配するのは、お兄ちゃんだけで十分だから！それに・・・そんな顔で、私のこと見ないでよ！」
「どんな顔だよ」
「・・・同情。所長、私のこと、憐れんでる」