センチメンタル・スウィングス
今回も婚活パーティーは大盛況に終わったという嬉しい余韻に浸りながら、パーティー会場を出たばかりのところで、私は「あのっ!」と声をかけられた。
「はい・・・あ」
この人、どこかで会ったことがある・・・。
ていうか、赤いハンカチ身につけてるってことは、この人、パーティーの参加者様だよね。
ということは、この男性(ひと)は、婚活所の会員か。
「あの。俺、じゃなくて僕、沢村武司といいます」
「あ・・・あぁ、あの時の」
節分の日の午後、スーパーにお使いに行った帰りに、真正面に向かい合ってしまった人だ。
「俺、じゃなくて僕」の言い方で思い出した。
「ハッピー婚活所の会員様だったんですね」
「はい。僕、実は何度かあなたのこと、見かけてまして・・・婚活事務所で、です!」
「はぁ」
「あの日も婚活事務所に行った帰りで・・・」
じゃあ、あの時和泉所長がカウンセリングをしたのは、えっと・・・沢村さん、だったのか。
「そうでしたか」
「それで・・・ええいっ!もう直球で行きます!僕は、あなたのことが好きです!僕とつき合ってください!」
「・・・・・・え」
「はい・・・あ」
この人、どこかで会ったことがある・・・。
ていうか、赤いハンカチ身につけてるってことは、この人、パーティーの参加者様だよね。
ということは、この男性(ひと)は、婚活所の会員か。
「あの。俺、じゃなくて僕、沢村武司といいます」
「あ・・・あぁ、あの時の」
節分の日の午後、スーパーにお使いに行った帰りに、真正面に向かい合ってしまった人だ。
「俺、じゃなくて僕」の言い方で思い出した。
「ハッピー婚活所の会員様だったんですね」
「はい。僕、実は何度かあなたのこと、見かけてまして・・・婚活事務所で、です!」
「はぁ」
「あの日も婚活事務所に行った帰りで・・・」
じゃあ、あの時和泉所長がカウンセリングをしたのは、えっと・・・沢村さん、だったのか。
「そうでしたか」
「それで・・・ええいっ!もう直球で行きます!僕は、あなたのことが好きです!僕とつき合ってください!」
「・・・・・・え」