喫茶の謎解き意地悪紳士2
叶亜は一冊の本を手に取ると、机の上に広げた。
そしてポケットからメモ帳を取りだし、数字を書き始める。
「……やっぱり。くそっ!!こんな簡単なことも分からなかったなんて!」
悔しそうに顔を歪める叶亜。
こんな叶亜は今までに見たことがない。
「お、おい。叶亜。どうしたんだ?何かわかったのか?」
「ダイイング・メッセージですよ!あれの意味が分かったんです!」
「な、なんだと!?」