喫茶の謎解き意地悪紳士2


血がついているキーボードの配置?

言っている意味が全く分からない。

叶亜は本棚からとった本を阿部に渡した。

それは、『点字一覧表』というもの。

「……彼女は介護福祉学科の生徒で、点字を勉強してました。犯人に見つかってダイイング・メッセージを消されたら元も子もない。……だから、点字で犯人を伝えようとした。……じゃあ、ひとつずつ謎を解いていきますか」

叶亜が「まず……」とダイイング・メッセージである数字の羅列を書いた。

「最初の145……これを、さっきの図のキーボードに当てはめる。これを繰り返して全部書くと、こうなります」

メモ帳を阿部と綾華にみせる。


『145 698 147 698 7 1478 15 125』

 
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