喫茶の謎解き意地悪紳士2
「あんまナメた口聞いてると、こうなるから覚えておきな。」
そう言って詩音の首筋にむかって、ナイフを振り上げた。
殺される――!!!!!
固く目をつむった、そのとき!!
倉庫全体を揺るがすような震動が伝わった。
「な、なんだ!?」
閉まっていたはずのシャッターをぶち壊し、突っ込んできた車に詩音は見覚えがあった。
「……助けに来てくれたんだ」
詩音の瞳から涙がこぼれた。
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