喫茶の謎解き意地悪紳士2
「出ていって。捜査の邪魔……」
「おいおい。友達思いのいい子じゃねえか。そこまで言う必要はないと思うぜ」
そう言って詩音の肩に手を置いたのは、見たことのある大柄の男刑事。
「……阿部刑事!」
「ん?おおっ。久しぶりだな。たしか、ことなちゃん!」
「ことねです。」
「あ!そうだった、そうだった!あの事件以来だな!元気してたか?」
「お陰様で」
「阿部刑事。彼女は何なんですか?」
女刑事が阿部に詰め寄った。