喫茶の謎解き意地悪紳士2
「……へぇ。君にしてはなかなかだな。阿部さんの方について捜査しようと思ってたけど、君の方について捜査するのも悪くないかもな」
「えっ?手伝ってくれるんですか?」
「ああ。いいよ。」
叶亜が付いてるなら無敵だ。
絶対に葵の無実が証明できるはず!
そう感情が高ぶったのも一瞬だった。
「ただし、僕は何もしないぞ。」
「……は?今、手伝ってくれるって……」
「手伝う?ああ、君が無様な方向へ行くように手伝うよ。僕は君の無様で困ってる顔がみたい。たっのしみだなぁー」
叶亜が「はははっ」と笑いながら、部屋のドアを開けた。