【短編】甘い嘘
「ぷっ、佳苗、顔真っ赤。」



「もうっ!」






私の顔を見ながらクスクス笑う修也。


会っていきなりキスされるなんて普通思わないよっ!



ってか、そんなに笑わなくてもいいじゃん。








「んじゃ、上がるよー?」



修也はいつの間にか私から腕を離して、勝手に部屋に上がっていた。


笑いが止まってくれたのはいいけど・・・温もりが消えたのはちょっと寂しいかも。


もう少しぐらいあのままでいたかったな。






なーんて思ってみたり。



こんなに甘えたくなるの、久しぶりだなぁ。








やっぱり2週間って長すぎるよ。
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