視線の先にはいつも君
「そんなに気になるなら原田君に直接聞けばいいじゃん。委員会そんなに時間かからないだろうし」
「その手があったか!」
簡単なことじゃん。
拓人を問い詰めよう。
すっかり鈴菜の案に納得した私。
それを採用することにした。
「てことで頑張ってねーん」
「え、ちょ、鈴菜 !?」
納得した私を置いて、鞄を持ってさっさと帰ろうとする鈴菜。
咄嗟に腕を掴んで止めたけど、「用事があるから」と帰ってしまった。