視線の先にはいつも君




「ちょ、京太それ以上は…」


「京太君お待たせ!」




拓人の何か話す声とほぼ同時に、教室に女の子が現れた。





この子は確か…隣のクラスの小町(コマチ)すみれちゃん。






でも、なんでこの子が…?





その答えに気付いてしまっているのに、それを認めたくない自分がいた。








「篠崎。紹介するね」


「おい京太…!」







…やだ。







「この子は小町すみれ」







…聞きたくない。





< 31 / 83 >

この作品をシェア

pagetop