視線の先にはいつも君



私達2人だけしかいないこの体育館裏に、静かに拓人の声が聞こえた。






好き…?


私が、拓人を?






「…まだ、わかんないもん」



気になってるのは確か。


だけど、よくわかんない。







「俺が他の女と付き合ったら嫌なんでしょ?」


「う、うん…」


「じゃあ、俺が他の女を抱きしめたり、キスしたりしたら?」



「やだ…!」




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