視線の先にはいつも君



*・*・*・*



次の日。


いつものように学校に登校していると。



「おーっす穂花!」


「うっ…」



なんだか元気な声と同時に頭にのしかかる重み。




「拓人…。朝から元気過ぎ。んで重い〜」


こんなことするのは1人しかいないんだから…!




「おー悪りぃ悪りぃ。ちょうどいい高さだからさ」


「それいーっつも聞いてます」




私と拓人は中学が同じということもあって方向も同じ。


時間帯が合えば、一緒に登校することもある。



どうやら今日は時間帯が合ったらしい。



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