視線の先にはいつも君
「クスッ。単純な奴」
いつもと変わらないはずの拓人の笑顔が、なんだか凄くカッコよく見える。
「じゃあ、」と向き直る拓人の顔は赤くて。
「俺と、付き合って」
「…っ、はい…!」
私も多分真っ赤だったと思う。
「あ、拓人これタオル」
「すっげー今更だな。つか部活とっくに始まってるし」
「やばいじゃん!早く行かなきゃ!」
「んー。もうちょっとこのまま」
「〜〜〜…っ」
もしかしたら彼は、甘々な人なのかもしれません。
【END】