3分間の異世界旅行
「あっ...」
イケメンがいる。
銀色の甲冑をみにまとった男性が、少しはなれたところから、私にこえをかけてきた。
彼のさらさらの髪は、すごくきれいな藍色だった。そして、黄金色の瞳はこちらを疑わしげにみつめていた。
なんだ、あの現代ではありえない格好は。
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私の頭でそんな音がした。
もともと、ちっさい脳みそなのだ。
変すぎることに、私の脳はオーバーヒートしたらしい。
これにより、今後の変なことはなんとなく対応できるようになる。
ま。とりあえず。
「ここはどこですか?」
私の家じゃないことはわかってるんだけとね。
藍色の髪のイケメンは、少し眉間に皺をよせおしえてくれた。
「サンドラ王国のルシアートの南にある、白銀の丘だ。」
....左様ですか。