青い記憶
心から好きになったのも、ちゃんと両思いになったのも、初めて付き合ったのも、初めて手を握ったのも、初めて男の子に下の名前で呼ばれたのも、全部全部圭暉だった。
圭暉は本当に優しくて、私が疲れている時は私を笑わせようとしてくれた。元気付けようと明るく接してくれた。きっと圭暉も疲れてたよね。
私のことを好きになってくれる人に出会ったのも、こんなに一緒にいて楽しいと思える存在も圭暉が初めてだったから舞い上がってたんだ私。
幸菜のことだって、今だったらもっと気にかけて、あんな失敗しなかった。
私の淡く青い最初の恋は
こうして幕を下ろしました。