青い記憶

「え〜なんで亜美って恋にそんなに否定的なの〜。恋したくないの?」


美優に痛いところをつかれた。


「まあ、いいじゃんいいじゃん。そのうち好きな人でもできたら1番に私たちに教えてね!」


話に乗り気じゃなさそうな私の雰囲気を察してか琴音が話を終わらせてくれた。美優は少し不服そうだったけど、琴音に森本くんの話を聞かれてお得意のお惚気が始まった。


この時は本当に多野くんなんてただの同級生で終わると思ってたし、恋愛しないと決めてから誰かにときめくこともなくなっていた。


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