青い記憶
「ダメだよ!さっきだってだいぶ恥ずかしかったんだから!」
「あれは仕方ないだろー!亜美のこと守るためじゃん!」
少し膨れる晴くん。可愛すぎて胸がギュッとなる。
今度は私が晴くんのこと、ギューってしたくなっちゃうよ。
「知ってる。すっごい嬉しかったよ?本当にありがとう」
晴くんの顔を覗き込んで言うと、晴くんは無邪気に笑う。
「今日一緒に帰ろうな」
そう言って晴くんは私の頭をクシャっとして立ち上がった。
「うん!」
晴くんの手を掴んで私も立ち上がる。
やっぱり晴くんがいるから、高2も楽しく過ごせそうだよ。