青い記憶

「ダメだよ!さっきだってだいぶ恥ずかしかったんだから!」



「あれは仕方ないだろー!亜美のこと守るためじゃん!」



少し膨れる晴くん。可愛すぎて胸がギュッとなる。


今度は私が晴くんのこと、ギューってしたくなっちゃうよ。



「知ってる。すっごい嬉しかったよ?本当にありがとう」



晴くんの顔を覗き込んで言うと、晴くんは無邪気に笑う。



「今日一緒に帰ろうな」



そう言って晴くんは私の頭をクシャっとして立ち上がった。



「うん!」



晴くんの手を掴んで私も立ち上がる。



やっぱり晴くんがいるから、高2も楽しく過ごせそうだよ。



< 75 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop