青い記憶

「じゃあ、今度亜美が働いてる時みんなで行くよ」



「本当に?!嬉しい!来て来て!って、まだ1日も働いてないのに気が早いね私たち」



私がそう言って笑うと、突然ギューと抱きしめてくる晴くん。



「ちょ、どうしたの晴くん」



「なんか久しぶりにちゃんと2人で喋ったから」



そういえばそうだ。晴くんは部活もあるから毎日放課後、準備のために残れるわけじゃない。最近2人で帰ることも少なくなってたから、なかなか久しぶりかも。



「お互い頑張ろうな」



体を離し頭をポンポンとしてくれる晴くん。笑顔で頷いた。







これまで私たちは


大きな喧嘩もなく


放課後は晴くんの部活で


なかなか会えないけど


久しぶりに会えた日はギュッとして


時には唇を重ねて


こうしてたくさん幸せを貰った。




大好きな晴くんと付き合って、



もう少しで1年です。




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