桜龍の奴等
「えっ……いや、そういうことじゃなくて、俺 女子の色んな色ペン使って書いたノートとかよりも 少ない色数で書かれたノートの方が その日の授業内容とか、理解しやすいから……だから、海斗に借りようと思って……」
爽が苦し紛れに言い訳をする。
「そっか〜、なら 仕方ないね。
あのさ‼︎今日 放課後……デートしない⁇」
「あー……悪い、財布持ってきてねーわ。
また 今度な。」
財布を持ってきていても、断ったであろうが 爽は友真の誘いを断った。