桜龍の奴等
顔をしかめる彩葉。
辺りに香る甘ったるい匂い。
「友真、香水 ふりすぎだよ。
気をつけて、って言ってたじゃん。」
「……そうかな⁇まぁ、いいじゃん‼︎
ねぇ、一緒に行動しよーよ‼︎」
引きつる桜龍のメンバーの顔。
「……友真は⁇誰かと来てないの⁇」
「うーん……、約束の時間に来てくれなかったから 無視してもいいかな⁇」
「いや、良くないだろ。」
「いいじゃーん、私 爽の彼女だよ⁇
我儘、1つや2つ聞いてくれたっていいじゃーん‼︎」