桜龍の奴等

そんな場面に出会うこともなかった爽は

「この人たち、俺の連れなんで。」

といういかにも平々凡々とした台詞でナンパをしていた人たちを追い払った。

「水無月君……、ありがとう。」

少し照れながら、礼を言う友真。

「俺が居なかったせいで2人は狙われたんだ。
だから、俺が責任を取るべきだ。

……ケガ、とか してないよな⁇」

「してないよ。」

少しツンーとした態度の友真。

爽と彩葉が仲良くしていることが気にくわないらしい。
< 144 / 324 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop