桜龍の奴等

驚きと戸惑いによって、銃の引き金を引いてしまったようだ。

投げた相手にぶつかることはなく、爽の腕に当たった。

爽は今まで我慢していた苦痛に顔を歪ませた。

「痛えなぁ、おい。」

爽の怒りは頂点にまで達していた。

倒れているやつらを意味もなく蹴っていく。

ただ、怒りを発散したいために。
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