桜龍の奴等

「多いんだよ、……ったく。」

ボヤく爽。

ドンっー
ドガっー
バシッー

その音の中心にいるのは爽。

手足が思うように動かない。
さっきから、敵の攻撃も避けることができない。
爽の攻撃は空振りが多い。
当たれば、相手は倒れ 血を流す。
それほど重い拳を繰り出すが なかなか当たらない。

爽の顔色はどんどんと悪くなっていく。

ヤバい……爽がそう感じたのは遅かった。

バター

爽が負けた。
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