桜龍の奴等
ドスっー。
「いっ……。」
「もう一度いう、桜龍の仲間になれ。」
やる、と言わなければ何度でも殴られることを予想した爽は、
「俺なんかでいいんですか⁇
桜龍に入りたがっている人なんて、たくさん居ると思いますし、その人たちが入った方がいいと思います。
俺なんかが桜龍に入れば、桜龍は廃れてしまう。
俺の足手まといの所為で。
そんなことにはなってほしくないんです。
ですから、俺は桜龍に入るのをやめようと思います。」