桜龍の奴等

仁に励まされても、爽は悩み続けた。

「そうかな……⁇
でも、俺のせいで 仁は……」

「それは、また違うだろ⁇

俺は抵抗していないし、爽を置いて帰るつもりもなかった。

でも、まぁ……手錠かけられた時は流石にビビったわ。

結構 本物に近かったし、警察に突き出されんのかな……とかさ。」

明るく振舞っているが、それも自分のため 爽は分かっていた。
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