桜龍の奴等

「うん、楽しみにしてる。」

爽は答えた。

「風牙、頼む。」

「……分かった。……爽、こっちにおいで。」

風牙に手招きをされ、風牙の方へと向かう爽。

普段無口な風牙。
黙々と手当てを進めていく。

「いっだあぁぁ……‼︎」

傷口に塗られた消毒がしみる。
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