桜龍の奴等

ワンピースのポケットから、絆創膏を取り出すとペタッーと少年の膝に絆創膏を貼り付けた。

「あ、ありがと……///」

公園には、17:00を知らせる 鐘が鳴り響く。

「あ、私 もう帰らなくっちゃ。」

急いで立ち上がった少女に

「あの……名前は⁇」

と尋ねる少年だが、

「バイバイ。」

と少女は走り去っていってしまった。

「バイバイ……。」

いつの間にか、公園には少年 たった1人になっていた。
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