桜龍の奴等

「……疲れた。」

「こんなもんで、へばってるようじゃ、これからどうするんだ⁇

ほら、もう1回行くぞ。」

走馬が連れてきたのは、あまり人が通らない山道だった。

確かに、練習はできる。

が、道がクネクネしていて、難しい。
初心者用では、ない。

「分かった……。」

爽もセンスがあるのか、乗り始めたばかりだけれど、かなり上手く乗りこなしている。

それでも、走馬はGOサインを出さない。
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