桜龍の奴等

「フフッーハハッー、ふざけんじゃねーぞ⁇
テメェ、何様のつもりだ⁇」

松井は立ち上がり、海斗の胸倉を掴む。

「……ッ」

こうなることを覚悟はしていた、が 実際 されてみると迫力は大分 違う。

想像よりも遥かに怖いな……なんて思いながら海斗は

「……好きなだけ、やってもらって構いません。

どれだけ、ボロボロにされても 俺の意思は変わりません。
黒蝶を抜けます。」

「……そんなにくだらねぇ奴だとは思っていなかったなぁ……。

お前等、コイツを好きにしろ。
殺しても構わない。」

松井の一声で海斗はたくさんの人に囲まれ、地獄を見た。
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