桜龍の奴等

海斗がやられている様を見てら松井は

「それだけでへばってんじゃねぇぞ……あれだけ大口を叩いておきながら。
お前等、もっと真面目にコイツを殺れ。」

その声と同時に海斗への周りからの攻撃は激しさを増した。

「……俺は……爽に出会って、気づけたんです。」

「ほぅ、何をだ⁇」

海斗に一発 蹴りをブチかまして、松井は海斗の話を聞く。

「クハッ……本当の友達とか……絆について……です……‼︎」

海斗はボロボロになりながらも尚 続ける。

「友情なんて、そんなもの……遠い昔の偉人の戯言だと思っていました。

そんなもの、存在しない。
ついこの間まで、そう思っていました。

けれど、違ったんです。
友情や絆……それらは存在したんです‼︎」
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