桜龍の奴等

「……⁉︎」

爽の周りにいた人が驚いた顔をする。

「ああ、そういうことか。」

「ここが嫌なら、廊下に来て。」

彩葉に従い、爽は席を立ち 廊下に出た。

「水無月君……校則違反だよ⁇
この髪。」

彩葉らしいことを言うから、爽は不意に、フフッーと笑った。

「何も面白くないよ、水無月君。
切っちゃってもいい⁇」

「は⁉︎」
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