桜龍の奴等

「喧嘩は、もうしたくないんだ。

……これ以上、お前との仲をさきたくない。」

この言葉を聞いて、海斗はハッとした。

「爽……、もしかして、昨日のこと……気にしてんのか⁇」

「あぁ、当たり前だ。」

爽は、素っ気なく返す。

「ごめん……。

そこまで言うつもりはなかったんだ。
俺も爽との仲はさきたくない。

爽のことも考えないで、勝手に怒って ごめん。」
< 85 / 324 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop