eternal destiny

おぉー……、すげー厳しいことを言うな。

「次に発言させてもらいます。」

惣葦の隣、夜子が話し始める。

「私は向流を死刑に処すべきだと考えます。

……人を殺すことに慣れてしまった人はまた 同じ罪を犯してしまう。

このままだと、この世界から人殺しはなくなりません‼︎」

周りの奴等がクドクドと長く話していたから、特別短く感じた。

多分、免李は結構イライラしてきているんだと思う。

どんどんと眉間にシワが寄っていっている。

「悪い、このままだと収集がつかない。
多数決をとろう。

向流を死刑に処すべき、そうしないべき……この2択で行こう。

1人1回、どちらかに手を挙げろ。

んじゃあ……まず、死刑にすべきだ……って奴。」

上がるたくさんの手、でも 会場の半数にも満たない数。

「次、死刑以外に処すべきだ……って奴。」

やはり、さっきよりも多い手。

「なら、死刑以外に処すとして……向流に生き地獄を味合わせたい奴 手を挙げろ。」

闇のグループとその他少数の超越者以外の手が一斉に挙がった。

ってことは、生き地獄を見る……っていうのに決定だな。
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