eternal destiny

「刑罰は生き地獄を見るほど、重刑……その内容はどうする⁇」

天舛が尋ねた。

「俺のところに来い、向流。
その他、闇のグループのリーダーも連れて。

せいぜい、可愛がってやろう。」

ロードが口を開いた。

「……本気……ですか⁇」

美祢が驚いている。
多分、驚いているのは ここにいる大多数の人だと思うけど。

「あぁ、闇のグループのリーダーはすぐに返してやる。

が、向流は……そうだな、今まで何人殺してきた⁇」

「76人です。」

殺してきた人数は覚えている。

「俺が命令して殺させたのよりも、7人くらい多いな⁇」

「……はい。」

ロードは、手を顎にあて 考えた。

「7年間、俺の下で働け。
いいな⁇」

「えぇー……、本気ですか⁇」

「当たり前だ。」

「……分かりました。」

パチンーとロードは指を鳴らした。

「 "アレ" 持ってこい。」

ロード専属の衛兵に命令をした。

「向流はすぐに脱走しようとするから 予防網を張っておこうと思ってな。」
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