eternal destiny

「まぁ、向流の場合はリーダーからの指導が行き届いていない気もするがな。

お前、たまに俺 相手でもタメで喋ってくるだろ。」

え、闇社会を統括している偉い人相手にそんなことしてる……か⁇

なんか、微妙にしていない っていう確信を持てないのが 悩みどころだな。

「……と喋っている間に掃除の時間は過ぎていっている。」

「「「「はぁ⁉︎」」」」

珍しく揃う4人の声。

「拷問塔行き、確定だな。」

「そんなこと言う暇があるなら、早く掃除に行け。」

ロードに蹴られて、俺はこけそうになる。

「……ってぇ……、んじゃあ……俺と林猫は下から、理羅と雷志は上から掃除していって。

ロード……拷問塔の掃除はしますか⁇」

「……そうだな、拷問塔は今日はいい。

それよりも、他の部屋の掃除をしておけ。」

「……分かりました、ってことだから 拷問塔への通路は2つある。

1つは1階だから、それは 俺がちゃんと林猫に言う。

もう1つは、5階にある。
拷問塔の前ら辺は 少し空気が重くなるから、それで感じ取って。

拷問塔への通路……は……、多分 1つ上の階にないところから生えてるから 雷志は方向音痴じゃないから、分かると思う。

この城の最上階に行く時は、気をつけて。

あそこには魔が入ってるから、よく転落事故が起きる。

本当に気をつけて。

でも、屋上には多分 出られないと思うから 掃除もする必要ない。

ここの最上階は、8階。

全ての階に大体……7〜9部屋ある。

1時間過ぎるのは仕方ないと思う、でも できるだけ早く 終わらせられるようにしよう。」

「おう。」 「分かった。」 「了解。」

3人の返事を聞いて、少し安心した。

多分、変なことが起きたりはしないだろう。
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