eternal destiny
改めて、自分がしてしまったことへの罪悪感が芽生えてきた。
「俺……何してんだろうな。
できることなら、もう1回 全てをやり直したい。
そうしたら……何か 変わるんだろうか。」
雷志は黙り込んだ。
カツンカツンーと誰かが廊下を歩く音が聞こえた。
「雷志、見張り交代の時間だ。代われ。」
「分かった……じゃあ、裁判の時にまた会おう。」
雷志は、そう言うと牢屋から出て行った。
「すまない……迷惑をかけて。」
俺は頭を下げた。
闇のグループ 12人は、更に3つの班に分かれている。
各班にリーダーが1人ずつ入る訳なんだが、俺は 林猫がリーダーの班にいる。
だから、今回の騒動で1番 迷惑をかけているのは 林猫。
謝るのは、当たり前だと思う。
「頭をあげろ。
今回、裁判が開かれることは知っているだろ⁇」
俺は頷いた。
「闇のリーダーは、3人とも 向流と一緒の扱いを受けることになっている。
だから、俺はともかく 雷志・理羅に頭を下げた方がいいと思う。」
……え⁇
「俺のせいで、3人とも⁇」