eternal destiny
魔力を貯めてはいけないなら、血を吸わなければいい……そう思った人も居るのか⁇
俺が今言っているのは、そのことと似ていて、また少し 違うようなこと。
魔力を貯めるのは、血を吸うこと。
魔力の破壊力は個人個人が持っているタレント、つまり才能や素質。
例えば、全く同じ量の血を吸ったバンパイアが2人いたとしてと魔力の強力さには個人差があるし、必ずしも たくさん血を飲めば それだけ魔力が強くなれるということもない。
でも、血をたくさん飲んでいれば 身体の回復が早くなる。
でも、所詮それほどのことだし、常に何かとバンパイアは戦っているわけでもないから、そこまで飲む必要はない。
寧ろ、血の飲み過ぎはバンパイアの身体を滅ぼす。
身体を治すための薬も一定量を超えて飲んでしまえば、身体に悪くなってしまうのと同様。
血が体内で暴れだし、高熱にうなされることとなる。
つまり俺が言いたいのは、何でも適量というのが1番 いいということ。
話を戻すと、バンパイアで魔法陣を書かなくてもイメージするだけで魔術を使えるのは 大体がリーダーレベルになってから。
超越者でもこのことができるのは難しいらしい。
それを俺は学生の時からできてしまった。
そして、それを利用したイタズラが過ぎる……ということで、魔力を封印された。
魔力を4分の3、封印されているといっても 他の超越者と変わらないくらいの力を使えるから、生活に支障はない。