eternal destiny
「……っ⁇」
目に当てられている、かなりキツイ明かりで俺は目を覚ました。
目を覆おうと思い、手を動かそうとするが 何故か動かない。
「あぁ、向流さん まだ起きなくていいですよ。
あなたの胸にのめりこんでいる弾を取っているので。」
「もしかして、麻酔……」
衛兵が俺の言葉を遮る。
「麻酔なんて、していません。
というよりも、騎亜さんがしないよう 言われましたので。」
騎亜………。
あいつ、どれだけ 俺にイライラしてんだよ。
でも、騎亜みたいな奴 あまり居ないから、何も言えねー。
騎亜の代わりをしろ、と言われても 俺は絶対に引き受けたり しないだろう。
それほど、騎亜のしていることは すごい。
超越者の仕事と衛兵の仕事の掛け持ち。
どちらも、ハードな仕事だ。