この声は君への愛を囁くために



高校2年の夏、デビューが決まった。

ライブハウスであたしがスカウトされたのだ。

卒業してもみんなでバンドできるねって、喜んだ。

そんな時だった。


「愛紅、危ない!!」

「えっ…?」


声に振り向くと、目の前にはトラック。

避けられない。

ぎゅっと目を瞑ったら、思い切り身体を押された。


「奈々!!」


光一の叫び声。


「…あ…っ」


奈々に助けられたと理解し、あたしが居たはずの場所を見る。


「…あぁあああ…っ」


世界が黒く染まって、あたしの記憶はそこで止まった。



< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

Destiny

総文字数/21,654

恋愛(純愛)65ページ

表紙を見る
椿ノ華

総文字数/56,302

恋愛(キケン・ダーク)243ページ

表紙を見る
桜ノ華

総文字数/27,890

恋愛(純愛)103ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop