Destiny
早2時間、キョウ以外はみんな泥酔状態。
「ケン!おまえ弱いんだからあんま飲むなって」
「ざんね~ん、もう飲んでま~す!」
焼酎の瓶を掲げるケンの顔は真っ赤で、
あまり呂律も回っていない。
「マスターまで潰れてどうすんですか」
「……」
「…返事がない。ただの屍のようだ。ってやつか、これ」
どうやらマスターは酔うと寝るらしい。
身体を揺すってみても全くの無反応だ。
「え~い!」
「うわっ…何すんだケンゾー!!」
顔面にビールをかけられた。