Destiny
―・・・
「今日はありがとうございました!ご馳走になっちゃって!」
「ほんとにすみません…」
支払は、キョウとケンの男子が済ませた。
「いいんだよー。な、キョウ」
「…いっつも店来てもらってるし。お礼だとでも思っといて」
キョウの意外な言葉に、他3人はみんな目を丸くした。
「キョウがデレた!」
「デレてない。帰る」
「ははっ!じゃあねおふたりさん!またな~」
つんと背を向けてしまったキョウと、にこやかに手を振るケン。